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電話は手が空いていないときにかかってくる

 今日もレジ担当だった。今は店が半額のキャンペーンをやっており、店の前に半額をアピールするための看板を出したり、店のホームページにも広告をしてお客さんを呼び込む作戦をしたところ大成功。お客さんの数が目に見えていつもの2倍以上になった。
 そうなるとレジはひたすら会計を続けてお客さんの列をさばき、他のスタッフは売れていった商品を棚に補充し続けるような忙しい時間を過ごす。
 「大変だけどお客さんををさばいていくの充実感あって楽しいなー」と思いながらレジ打ちをしているとき、いつもは鳴らないお店の電話が鳴った。レジには人が並び続け、他のスタッフは商品の補充やテイクアウトの品を作るので精いっぱいの状態で電話に出れる人はいなかった。
 店の電話はレジのすぐ近くにあるが、私もお客さんの列をさばくので手一杯なので仕方なく電話を鳴りっぱなしで放置していた。すると列の先頭のお客さんから「さっきから電話なってますよ、出なくて大丈夫ですか?」と気を使っていただいた。感謝と申し訳なさから「すみません!すぐに終わらせますので少々お待ちください!」とちょっと大きな声を出してお客さんを少しビビらせてしまいながら電話にでた。

「お待たせいたしました!こちら○○です!」と電話にでると、「そちらの店で半額のキャンペーンやってる?」と男性の方からキャンペーンの確認の電話だった。「はい!当店キャンペーン期間中です!」と答えると相手は「分かりましたー」と言っていきなりブツッと電話を切った。挨拶もお礼の言葉もない相手の態度に私は「お客さんを待たせてるときにこんな電話かけてこないでほしい!」と心の中でも大きな声を出してしまった。
 おそらく相手はどこかで店がキャンペーン中だということを知って確認の電話をしてきたのだと思う。だが、こちらの勝手な言い分としてはホームページに広告を出してあるし、キャンペーン中の看板も店の前に出してあるのでそこで確認してほしいと思ってしまった。唯一の救いは通話時間が短かったことでそこまでお客さんを待たせなかったことだ。
 電話の後はまたレジに戻りお客さんの列をさばいていったが、しばらくは心の中はモヤモヤしながら業務を続けた。

 どうにかこの納得できない思いに決着を付けようと考えた時、「今回電話してきたお客さんが商品をお買い上げになればそれでいい!」と思うことにした。商売人として考えた時、自分の満足度よりも店の利益が上がった方が素晴らしいことだと思えば少しスッキリした。

今日はブルボンの「ザクループ」を食べた。クレープやナッツが入ったザクザクの食感にミルクチョコレートの甘さがマッチするおいしさに癒されました。

ザクループ20袋(10袋×2)

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