今日もレジ打ちをしていると、40代くらいの男性が来店された。
大柄で体に身に着けているアクセサリーは金色で固められおり、半袖から伸びているたくましい腕にはがっつり刺青がある。顔もなかなかイカツい感じで通常時から怖い顔の人だ。けっしてこっちに害を与えるようなとはしていないのだが、怖そうな見た目の人にビビってしまう私はレジの前で「うわー、なんか嫌だなー」と内心思いながら目で追っていた。
すると、しかめ面のような表情で店内の棚を回っていた客がとあるコーナーで足を止めた。
このお客さんが何に興味を持っているのか知りたくてレジからさりげなくどのジャンルの棚か見てみると、（こんなことを思ったら大変失礼なのだが）意外にも「チョコレート製品」が並べられている棚だった。しかもさっきの怖い表情と違って、チョコレートを眺めている今の顔はニッコニコである。
チョコレートがとても好きな私は勝手に親近感がわいてきた。すると、ずっと怖い印象だった顔もなんとなくブルドックのような愛嬌のある表情に見えてきた。お客さんはずっとニコニコとした表情のままチョコレートをお選びになられ、数種類をお買い上げされた。私は親近感のわいた分、気持ちのぶんだけいつもより丁寧にレジ打ちをした。
お客さんを見送りながら、第一印象でお客さんのことを「なんか嫌だなー」と思った自分を反省した。「人を見た目で判断するな」とはいろんな先生や本で教わっていることだが、自分が体験してから本当の意味で理解できた気がする。
今日の体験が接客に対して心構えをいい方向に変えてくれたことに感謝したい。これからもレジ打ちをしていたらいろんなお客さんと出会うのだろうが大丈夫な気がしてきた。
今日は森永の「チョコボール キャラメル」を食べた。ミルクチョコレートの中にいるしっとりとしたキャラメルの甘さに癒されました。
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