今日もレジ打ちをしていると20代前半くらいの若い女性のお客が2人来店した。どうやら店の外に掲示してあるメニューを見てきて注文する品を決めているらしくすぐにレジにやってきた。
私はレジで2人のテイクアウトのオーダーを受け、内容をフード作成の担当に伝えた。そしてお会計に移ろうとしたところ、数秒の間にお客さん2人がレジ前からいなくなっていた。オーダーをしたことに満足してお会計を忘れてしまうお客さんならたまにいるので今回もそれかと思って商品の受け取り口を見たが誰もいない。店内を見渡してもお客さんはいなくなっていた。これは今までにないパターンだったので念のため店の外に出てあたりを見ると、遠くの方へ歩き去っていく先ほどの女性2人を見つけた。
私は一瞬何が起こっているのかわけも分からず立ち止まってしまった。追いかけてみることも頭をよぎったが、フードを受け取ったわけでもなく支払いもしてないのでやめることにした。
店に戻ってフード担当に「さっきのお客さん帰っちゃいましたー」と伝えるとフード担当も動きが一瞬止まった。私と同じく訳が分からなかったんだろうなと思うと少し笑ってしまった。
それにしても「注文だけして帰る客」に出会ったのは初めての経験だった。
もしかしたら私がお客さんの商品キャンセルのお声がけを無視してしまった可能性もあるのでお客さんを悪いとは思わないが、キャンセルされたフードは捨てる決まりなので食材に申し訳ないなと思う。
「フードロス」なんていう大義めいたものではないが、食材を捨てることに関しての心苦しい感覚はこの先も持ち続けていたい。
今日はロッテの「チョコパイ」を食べた。チョコレートでコーティングされた生地のしっとりとした食感としっかりと甘さのあるクリームに癒されました。
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