レジ打ちをしていると、欧米系の外国人家族(両親と5歳くらいの子供の3人)が来店してあまり日本人には見られないハッピーな感じでテンション高くアイスクリームを注文してくれた。
普段接することのないテンションの高さに戸惑いながらも、とてもご機嫌で注文してくれるのでこちらまで嬉しくなった。しかも精算が終わると「アリガトゴザイマース!」と日本語で挨拶を言ってくれた。ほんとに気持ちの良いお客さんだなーと思いつつ、アイスの受け取り場所をジェスチャーで説明した。アイスクリームはすぐにお客さんに提供されたが、その時もお客さんは「フゥー!」と言いながら受け取り、従業員に「アリガトゴザイマース!」とカタコトの日本語でお礼を言っていた。
受け取ったアイスクリームを子供が一生懸命食べ始めるのを見ながら「ほんとに明るい家族だなー、いいなー」と思って見ていると、急に子どもが途中で食べる手を止めて、こちらに向かって親指を立ててサムズアップをしてくれた。おそらく「美味しい」ということを伝えてくれたんだと思う。口の周りはアイスクリームでベタベタである。
そういえばお客さんからこんなにダイレクトな形で反応を見たことなかったなと思っていたら、なんか嬉しくなってこちらもテンションが上がってしまい、お客様なのにつられてこちらもサムズアップで返事をしてしまった。お客さん対しやっていい返事ではないことに気付いて慌てて深々とお辞儀をして返すと、子供はまた一生懸命アイスを食べながら両親とともに去っていった。あの子もあの明るい親からしっかりマインドを受け継いでるなと思った。
レジ打ちの仕事は当然だがお客さんを選ぶことはできない。いろんな人のレジでの反応をいやおうなしに見ることになるのでストレスもたまることもあるが、私は今回のようなハッピーなお客さんがいてくれることで「良いお客さんとも出会えるしまた頑張ろう」と思うことができる。小さな手が作ったサムズアップが大きな希望だったりする。
今日は明治の「ザ・カカオ カカオの果汁チョコレート」を食べた。カカオの果汁が南国のフルーツのような酸味のある甘さであることに驚いた。この酸味が不思議とチョコレートとマッチするのでそこにまた驚かされながらいつの間にか完食してしまいました。